以前、友人と訪れた時の紅葉の美しさがわすれられず、もう一度
千畳敷カールを訪れることにしました。

中央高速の駒ケ根インターをおり、菅の台バス停に車を置いて
乗り合いバスで４０分細い山道をねくね登り、しらび平ロープウ
エーに着きました。まだ紅葉には早かったようでロープウエーに乗り合わせた人は６人と少なく、ゆったりと
７分半を堪能しました。
２６１２mの千畳敷カールからは雲海に浮かぶ南アルプスの峰々が見渡せ、まるで天空の地に降り立ったようです。千畳敷カールはすでに夏の花コバイケイソウやチングルマのお花畑はなく、そこかしこにナナカマドの赤い実が色を添えていて、もうすぐそこまで冬が近づいているようでした。
この日はカールの中の遊歩道を散策し、ロープウエーに隣接するホテルに泊りました。
翌朝４時ごろ目覚めて窓を覗いてはそわそわ、眼下の雲海が白み始めるのを待ちました。
５時近く、ようやく雲海に朝日が顔を出し始めました。南アルプスは雲海に覆われていましたが、オレンジ色に輝くご来光を拝むことができました。