学生時代から何度も訪ている上高地。
今回は府中バス停から飛騨高山行きの高速バスを利用しました。中央高速道から国道158号に入りいくつものトンネルをくぐり、そして安房トンネルを抜けてやっと平湯温泉に到着しました。
なつかしいバスターミナルです。ここは足湯があり、よく疲れた足をつけて休んだものです。
ここから定期バスで20分、釜トンネルを抜けるといよいよに上高地です。
残念ながら朝からの雨が本降りになっていました。カッパと傘をさして森林浴を肌に感じながら、河童橋にむかいました。やっぱり河童橋から見えるはずの奥穂高岳は雲の中で全く見えません。

この日はあきらめて平湯温泉へUーターンしました。
バスターミナルから目と鼻の先にこの日の宿｢ひらゆの森」がありあります。
この宿は露天ぶろが有名で、原生林の中に岩風呂が7つあり、裸で渡り歩く解放感にあふれています。
宿泊客だけでなる登山の帰りに疲れた体をいやすために多くのハイカーも利用しているのです。

翌日は青空ものぞいていたので、リベンジで上高地に再び向かいました。
快晴とはいきませんでしたが、辛うじて奥穂高岳を拝むことができました。、梓川沿いのカラマツやヤナギの黄葉にはまだ早かったようで、色づく頃のその美しさは意気を飲むほどです。
河童橋から梓川沿いに一時間歩いて、明神池にむかいました。
明神橋を渡り森の中を行き穂高神社の鳥居をくぐると、なにやら池の周りにはすごい人で溢れていました。
この日8日は「明神池お船祭」という神事があり、神主が小船に乗って池を廻ってお祓いをするため、
見物客が集まっていたのです。また、穂高連峰での遭難者を尉霊する事も兼ねていました。

上高地はどの季節に訪れても、その自然の美しさに感動し、「日本に生まれて本当によかった」と思います。
今回は紅葉には早かったですが、コロナ禍のために外国人観光客がほぼ皆無だったので、
ゆっくり静かに上高地を堪能できました。