東京の西部を流れる多摩川の上流、秋川渓谷にある温泉施設「瀬音の湯」と炉端焼きの食事処
「黒茶屋」に行ってきました。
五日市街道を道なりに１時間も走ると、五日市の山並みが見え始めました。
多摩川を渡り秋川にそって山道を行くと、懐かしい「黒茶屋」の看板が見えてきました。
そこからしばらく行くと目的地「瀬音の湯」に到着です。
お腹がペコペコの夫と私は何はともあれレストランへ直行。
周りを見渡すと、広間の畳の上で大の字になって寝ている人、マッサージチェアに体を委ねている人、
テラスのロングチェアーで山からのそよ風に当たっている人、そして、登山の帰りに立ち寄ったと
思われる人がリュックを枕に爆睡していたり。
いろいろな人たちがこの温泉施設を利用しているようです。
アルカリ性の温泉は体にまとわりつくような滑らかなお湯で、眼下に流れる秋川のせせらぎと、
森からの小鳥のさえずりを聞きながらの露天ぶろは、極楽極楽。

翌日は地元で知る人ぞ知る「黒茶屋」で、豪勢なランチを食べることにしました。
このお店を初めて知ったのは、友人のご両親に連れて来てもらった３０年以上の昔。

欝蒼とした竹林の中に佇む庄屋造りの建物は、２５０年の歴史を刻んでいるとのこと。
かやぶき屋根の正門をくぐると、すぐに大きな苔むした水車がゆったりと廻っていて、五感を昔の里山にタイムスリップしてくれます。
幼い子供たちや年老いた両親と炉端を囲んでアユの塩焼きを頬張ったり、秋川の河原で水遊び
をしたり・・・・、あの時の情景が昨日のことのように蘇りました。
現在は利用客が多いようで、客室も増え駐車場も広がり、園内には竹細工や器のお店、そして秋川沿いに涼みテラスができ、様変わりしていました。

東京から１時間半でこんな自然豊かな場所があるのですから、四季折々に秋川渓谷をまた訪れたいとおもいました。